成人の1〜2%の人が当事者と言われているADHDですが、ここでは自分の経験からADHDが受験勉強をする上で不利な点、またその対策について簡潔にですが書いていこうと思います。

※ADHD(注意欠陥多動性障害)の症状にはかなりの個人差があります。他の障害と併発しているケースも数多くあり、一概にこの通りであるとは言えません。あくまで自分の場合です。



◯根本的に集中力が足りない

ADHDの主な症状として、常に思考が多動になってしまうというものがあります。つまり、作業や勉強をしている間他のことを考えてしまい、なかなか集中できない時が多いです。

特に受験直前期、毎日相当な勉強時間が必要になってくる時期はかなり辛いと思います。他の人が数時間で終わらせる物に下手したら倍以上かかるなんてザラなわけなので…

得意科目や自分で楽しいと思いながらやれる教科ならあまり問題ない事が多いのですが、全ての教科においてそう思うのは難しい事だと思います。



◯耳からの情報処理が苦手

集中力の話にも関係するんですが、ADHDは特に授業で講師が言った事を聴き続け吸収するいう行為が苦手です。

またそれに関連して、英語のリスニングが苦手である場合も多いです。音声が流れている間に耳から耳に抜け去って結局何の事を言っていたのか全然覚えられない事が多いですね。

こういう場合たいていは「聴いてる量が足りてない、毎日英語を聞こう」となるのですが、やはりそれだけではカバーしきれない部分もあると思います(少なくとも自分はそう実感しました)



◯活字を読むのも苦手

ADHDは本を読むのが苦手ってよく聞きます。
正確に言うと、本を読む事はできるけど1日に何十ページも読み進められず、結果途中で飽きてしまい読み切れないというパターンが多い気がします。
これは教科書とか参考書にも当てはまります。

読み進められなくなるのがどういう状態かピンと来ない人がいるかもしれません。

なので例えば「微分方程式で解くやり方は以下の通りである。」という文章があってそれを一番酷い時に読むとすると、

「微分、あー、微分、びぶんほうていしき、方程式で、方程式でとく、あーーー、微分方程式でとくやり方は、微分方程式でとくやり方は以下の、やり方は以下の(略)」
みたいな感じになります。もう先に進むどころじゃないですよね。

個人的な感覚ですが、ADHDは「通常時で普通の人の徹夜明け状態、疲れている時は二日寝てないくらいの状態の脳」くらいだと思っていただいても構わないと思います。



◯過集中状態となってしまう→燃え尽きる

ADHDには集中力が切れてしまうだけでなく、物凄い勢いで作業に集中してしまう、いわゆる過集中の状態となることがあります。

基本的には「追い詰められたら」発動(?)するので、例えば明日までの宿題がもう夜12時なのに終わってない時、それまでと比べ物にならないくらいの集中力を発揮して一気に終わらせたりしてしまいます。

大体翌日には疲れてぶっ倒れる事が多いです。体にも悪いんですよね。



◯ルーティンとして勉強をこなす事が苦手

自分がやりたい!って思ったのを半分衝動的にやってしうため、「毎日コツコツ」がとても苦手です。



◯計画が甘い 努力の方向性がずれやすい

勉強をする時の計画が下手です。
今何の教科を重点的にやるべきかやその配分を含め、優先順位を考えるのが苦手で、どうしても結果につながらない自己満足的な勉強計画をしてしまうケースが多いです。

また過集中の状態を基準に考えてしまって、客観的には無理なくらい1日に勉強量を詰め込んだ計画にしてしまっても「いや本気だからいける」みたいに思っちゃったりします。

優先順位がつけられないのはそもそも勉強自体に対してでも言える事で、自分の中でハードルを勝手に高くしてしまってなかなか始められない事が多いです。




◯「100%やるか」か「完全放棄して0%か」

ADHDにありがちなのが完璧主義(ニ極思考、白黒思考とも言いますね)の考えです。やる時は完全にやる、でもやらない時は本当に何もやらない、といった感じでしょうか。
今日は疲れ気味だから早めに切り上げて休もう、とかここは今の自分にはやらなくていいからカット、といったようなレベルですらも柔軟性を持って考えるのが苦手ですね。

自分の場合、問題集の「ニ回目は間違ったところだけやる」というスタンスがどうしてもできませんでした。





大体このくらいだと思います。安定的に勉強の質と量を確保する必要がある受験勉強においてはメンタル面も含めかなり大変であることがわかると思います。

余談ですが、自分は上にあげたことを全部やってました。
具体的には
模試のための無茶な計画を立てる
→最初だけ勢いはあるも先延ばしが多く終わる気配が見えない
→直前になって過集中で一気に詰め込む
→(勉強量は結局そこまで確保できてないので)思ったよりも点数は取れてない結果に終わる
→燃え尽きる
みたいなことを繰り返していました。(今思い出してもつらい)


最後に、これらの症状は基本的に治す事はできないのですが「ある程度割り切る」ことで対策する事はできます。

どうしても頭に入ってこない授業を無理して聞こうとせず内職に時間を割くのも普通にありだと思います(学校が黙認してくれればですが)。

また優先順位が付けられずどの教科もどっちつかずになってしまう時は取り敢えず一、二科目を集中してやると決めしばらくはそれだけをやるのもありだと思います。

こういったように、自分の性質を客観的に見た上で、自分への負担が大きくなりすぎない程度に「ここはしょうがない」と妥協点を作るということが改善の一歩に繋がると思います。

とりとめない文章でしたが、以上になります。何かのお役に立てれば幸いです。
(明日また見直して誤字とか直す予定です)

東大受験生ブログランキングに参加しています
よければクリックおねがいします!



東大受験生ブログランキング